ハヤブサ2号

カジュアリティーズのハヤブサ2号のレビュー・感想・評価

カジュアリティーズ(1989年製作の映画)
4.0
むごいが、非常に丁寧に物事が起こっていく過程が描かれており、見応えはすごい。

環境によって常識が変われば、それがまた常識となる。
エリクソンは常識が違う環境の中で、いわゆる正義を貫いた。自分や家族の身を守ること、欲望を満たすこと、精神を保つこと、最優先事項が何かによって正義はカメレオンのように色を変える。

むごさをまっすぐ描くことで、観客への迎合を感じさせない。地味な作品に見えるかもしれないが、人の感情に素直に問い掛けてくる良作。