ブライアン・デ・パルマ監督、ベトナム戦争における実話のストーリー。
他のベトナム戦争映画作品とはテーマが大きく異なる作品。
臭いモノに蓋をさせない社会派作品。
偵察目的として小隊編成で先陣を切るが、途中の村で若い娘を拉致し、レイプした挙げ句に殺害。5人のうち1人は他の4人に対して間違っていることを訴える。
最前線の生死を彷徨う異常な状況を日々過ごしていたことは理由にならない。
決して許されない行為だ。
しかし、あの場に居たと仮定し、同じように「間違っている」と訴える行動をとれるのかは、わからない。こちらの命も危うくなることは想像できる。
ベトナム戦争に限らず、多くの戦争で、このような事案があって、明るみとならなかった実例があるのではないかと想像する。
爆発時の火薬の弾け方が花火に見えるところと、序盤のトンネルの穴に嵌まっている場面のジャングルの木の倒れ方がセット感満載で残念。
マイケル・J・フォックス、ショーン・ペンは良かった。
エンニオ・モリコーネ、音楽も良かった。