さすらい農場

PLANET OF THE APES 猿の惑星のさすらい農場のレビュー・感想・評価

PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001年製作の映画)
4.3
ー 心せよ
彼らの創造性は残忍さと表裏一体なのだ ー

シリーズの特異点!
ティム・バートンが再創造(リ・イマジネーション)したPLANET OF THE APES
原始的な人間達と発達した猿社会の境界線
隔たりはあるが共存の可能性もある[格差社会]

キャストの演技・表情を活かす進化した特殊メイクをデザインしたのは、特撮の達人リック・ベイカー
個性的で豊かな衣装・セットを含めてシリーズ随一の芸術性
最もARTで魅惑的な[猿の惑星]

若い頃に妻と劇場鑑賞
最大の論争を呼ぶラストシーンは、トンデモ悪夢か人間社会へのアイロニーか?
当時はかなり戸惑ったが、今なら分かる気がする
未来は一方通行で、歴史の逆行は許されない

 権力と暴力は結びついている
 それは猿も人間も同じ
 そして、それは防ぐ事ができる

これは再評価されるべき映画⊂((・⊥・))⊃
評価は[良き猿]の4・3(←なんだそれ)