ティムバートン監督によるリメイクでもなく、リブートでもなくリイマジネーション作品。
知らずに見ていてもティムバートン作品はなんとなく見ていても独特の“らしさ”みたいなのがある気がするけど、本作に関しては全然わからなかったなぁ。
言われてみれば…みたいなユーモアなんかはあった気がするけど。
どうやらシリーズ的には浮いた作品というか独立してしまっている作品のようなので、シリーズ追う目的の場合は見なくて良いのかも。
そんでもって猿の惑星という作品としてはどうなのかと言うと、第１作目同様に猿の支配下に人間が置かれているのは変わらないが、
人間も普通に話せると言う点が最も違うところかと。
1作目では完全に文明的に衰退してしまった人類が文明を築いた猿に支配されている構図に絶望感があったけど、
本作においては人間と猿で意思疎通ができてしまう時点で支配関係にはそう簡単にはならないのでは？？という疑問が…
まして猿の方が銃火器を作れる圧倒的な技術を持っているでもないし（単純な腕力で言えば絶対的に猿たちが上だろうけど）
人類どうしてこうなった？と言えところはなかなか納得のいくものが見つからない話になってしまった印象。
猿たちの特殊メイク。
特殊メイクメイクはもちろん良くなっているし技術的にはかなり進化しているんだろうけど、初段からの年数を考えるとなんだかそれほどすごい感じがしなかったなぁ…
初代シリーズがいかにすごかったのかって事なのかもしれないけど、映像はキレイで見やすいとかはあるけど、さてどれほどすごい特殊メイクかと期待するとなんだか見れなくはないけど、んーって感じかも。
現代のCG技術と組み合わせた映像を見慣れてしまっているせいもあるかも。
セード将軍
本作の敵であるセード将軍の悪そーな感じはすごくよかった！特に終盤になればなるほどヴィランらしさみたいなのが出てきてよかった！セード将軍が主人公の頭鷲掴みにするシーンとかあるけど、あれ本気出したら頭握りつぶせてたのでは…
終盤の戦い大した武器持ってない人類どう考えても勝ち目なさそうだけどなぁ…
ラストの展開（ネタバレあり）
1作目のラストに比べると衝撃度がわかりにくいと言うか、「え？どう言う事？？」って衝撃がまず来るようなラストだった。
正直合ってるかよくわからないけど、
頑張って地球に戻ればしたけど、メイン舞台の猿の惑星からあの宇宙船かその技術と磁場嵐で主人公が戻ってくる時代より前の地球に猿たちが降り立ち人類制圧ってことで良いのかな？？
なんにしても主人公からしたら救いのないラストって衝撃はあった。
ここが地球だったのかーってラストから
地球もダメだったかーってラストになった感じかな？
