ぶみ

バニラ・スカイのぶみのレビュー・感想・評価

バニラ・スカイ(2001年製作の映画)
3.0
そして、目を覚ませ。

キャメロン・クロウ監督、脚本、トム・クルーズ、ペネロペ・クルス主演によるサスペンスで、アレハンドロ・アメナバル監督、1997年製作のスペイン映画『オープン・ユア・アイズ』のリメイク。
ハンサムで独身貴族を謳歌している青年が事故に巻き込まれ、顔を損傷したことから、夢と現実の狭間で翻弄される姿を描く。
オリジナルは鑑賞済み。
主人公となる青年をクルーズ、彼が一目惚れする女性をオリジナルと同じくクルス、彼につきまとう女性をキャメロン・ディアスが演じているほか、カート・ラッセル、ティモシー・スポール、マイケル・シャノン等に加え、カメオ出演でスティーヴン・スピルバーグが登場と、ハリウッドリメイクらしい豪華なメンバーを誇っている。
物語は、ほぼほぼオリジナルを踏襲しており、クルスも同じ役で出演しているため、同じ監督がリメイクした『ファイティング・ダディ 怒りの除雪車』に対する『スノー・ロワイヤル』同様、結構な完コピ状態。
また、オリジナルの結末を知った状態での鑑賞であったことから、答え合わせをしているような視点で観たため、初見の際の驚きはなかったものの、それはそれで面白かった次第。
豪華俳優陣を起用することで、間口が広がり、認知度も高められるため、リメイクの一つのあり方を示している一作。

キャンバスに広がるバニラ色の空。
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