ながお

バニラ・スカイのながおのネタバレレビュー・内容・結末

バニラ・スカイ(2001年製作の映画)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

経営に携わる気がないのなら、会社を継いだ時点でキチンと7人の役員たちと話し合っておけば強迫観念に駆られることもなかった。
確かにジュリーは嫉妬深く危険な女性だったが、デイヴィットが粗末に扱ったのは確か。しっかりとお別れをしていれば、心中なんて方法は選ばなかったかもしれない。加えて、ジュリーの死をこれっぽっちも悼むことすらしないんだから救い様もない。

自業自得。序盤から主人公デイヴィットが嫌な人間に映って仕方がなかった。(もっとも、デイヴィットの人間像を作り上げたのはリメイク元の作品を手掛けた人物だけれども。)

唯一の良心は、好きな人を取られても良くしてくれる友人ブライアン...と思ったけれど、あれも夢? 弁護士は最初から最後まで味方してくれたっけ? 混乱して来ました。

「こういうことだったのか!」とすっきりする部分もちゃんとあるので、「見なきゃよかった」とまではならないかと思います。

余談が2つ。

顔に傷を負ったデイヴィット、ナイトミュージアムの原始人ラー(ベン・スティラーの2役目)にそっくり。

7人の役員を"白雪姫の7人の小人"になぞらえて紹介するシーンがありましたが、エンドロールでの役名が小人の名前そのままだったのがクスリと来ました。
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