新参者シリーズの映画化ってなんでこんな面白いんだ？！
推理小説、サスペンス大好きな人間なのですが、新参者シリーズの映画はどれも出来がすごい。
そのすごさは伏線回収にある。
サスペンスというのは "Who done it" "Why done it" "How done it" この3パターンの構成で描かれることが基本で、そのどれかを中心としたストーリーが多い。
新参者ムービーはこの3つの全てが話の最後の方にならないとわからないのである。
話が3分の2くらい進んだ時点で新しい人が現れたり、突然話の主要人物の趣味などが描かれたりと、3分の2くらい進むまでは話が全く繋がらず、推理しようにもわからないのだ。
推理小説を映画化すると大体伏線回収の描き方が下手で途中の方でこれが伏線なんだろうなと気がついてしまうが、新参者ではそうではない。
また、きちんとドラマからの設定や主人公である加賀という人間についてもきちんと描いていく。
こんなに面白いサスペンス映画はなかなかないと私は思う。
そして東野さんは天才だなぁと毎回思わされる。
もっとシリーズ出して欲しいなぁ！
『祈りの幕が下りる時』でわりかしまとまっちゃったかなぁ？
とにかくとてもよかったです！
