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最高殊勲夫人のmiのレビュー・感想・評価

最高殊勲夫人(1959年製作の映画)
4.0
ジャケ写が最高にポップでかっこいい。
これが60年前の作品だとは到底思えない。

個人的に、昔の役者の演技が100%の演技で、どこにも個がないというか、一様に同じように見えてしまう。
そして大抵楽しめない。
今回も多分にもれず、なんでそうなるの?ってシーンもあり、相変わらず昔の映画の展開の持っていきかたには不自然に感じるところはあった。
そんな感情どこかで表現してましたっけ?みたいな。

しかしながら、昔の社会的背景をここまでポップな群像劇に仕上げていたのには驚いた。
当時の結婚観って本当にこんな感じだったのだろうか?
現代でいう東カレ的な酒池肉林っぷりだが、
気取ってなくストレートな感情の表現に、自分も見習うべきだと感じたし、同時に東カレ的な構え方がうすら寒すぎると改めて認識した。

「キチガイだけが成功するのよ、この世の中は」
いいセリフだ。
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