最高殊勲夫人の作品情報・感想・評価

「最高殊勲夫人」に投稿された感想・評価

たむら

たむらの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

すごく軽やかに展開する映画だが、台詞の情報量と登場人物の多さゆえに結構複雑。増村特有の余韻のなさ、息継ぎの短さ。

登場人物が全員商品のよう。お互いを品定めしていく。自らの価値を説明する。若尾文子と川口浩の男女は、そのような社会に生きる人々とは距離を置くようにクールに振る舞う。
この2人がたどる結末は、冒頭の結婚式とは裏腹にとても明るくて嫌味がない。

あらかじめ決められた運命を歩むというギリシャ悲劇的なドラマでありながらも、決められた運命そのものの価値観をコロッと明るい方向にもっていくことで悲劇を回避する。その物語展開が天晴れ。
nana

nanaの感想・評価

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2018年最後の鑑賞は、まさに最高な1本で締めくくり。

若尾文子さんと川口浩さん、「妻は告白する」でも共演していた2人が本当に息ピッタリでチャーミング。

当時のサラリーマン事情、女性の社会進出など、高度経済成長期の日本がどんな時代だったのかを知ることも出来て面白い作品でした。
可愛らしくて可笑しくて、なんだか観ているこっちまで多幸感でいっぱいになります。
「ビール6本飲んだら結婚したくなるはず」という雑さも可愛い。

雑踏の中の告白が愛おしくて大好き!
トンカツが食べたくなっちゃうな。
デートは割り勘で。
18

18の感想・評価

5.0
1回目 大学二年
2回目 大学四年
3回目 先週
最高の離婚があるならこれは最高の結婚
結婚式のウェルカムボードの写真で絶対これやりたいんだけどウィンクが中学生くらいから何度練習してもできないので誰かコツがあれば教えてほしい
mmm

mmmの感想・評価

4.5
痛快な脚本がとにかく最高。結婚式ではじまり、結婚式で終わる。

川口浩のプロポーズなんてニヤニヤしちゃうし、その後に野口啓二がバーで熱唱して新しい恋人ができる強引なハッピーエンドに感動した。
遊びの中で人間形成を図る金田一敦子と若尾文子の対比も良い。気持ちいいサブキャラが魅力的。あと若尾文子の食いっぷりがkawaii

若尾文子に言い寄ってくる男たちとの決別を優しく面白く描けてるのすげーよ。ビール瓶を6本飲んだら結婚したくなる!
台詞回しも最高にキマってる。「君をレモンスカッシュみたいな娘だとすると、彼女はハイボールのダブルかな?(舌を鳴らす)」増村×白坂ほんとすげーー
昭和を過ごしてない身としての想い描く「かっこいい昭和」は、まさにこういうイメージ。
人がかなりお節介で、今よりも明るく、とても正直に生きている。社会に明度があるとしたら、現在よりも2度くらい明るいなと思う。それもLEDではなく、熱を帯びた白熱球の放つような。
嫌いな人や好きな人との間に、まずスマホ(インターネット)が介在しない世界も、とても羨ましい。すべてが予定調和でない。みんな人間臭く、細かいことは気にしない。
ある程度の雑然さとは、大人としての強さでもあって、それが独特にかっこよかったなぁ。
現在ではあまり受け入れられないだろうけど、たしかに存在するかっこよさを観た。ああ昭和。
Tsuchiya

Tsuchiyaの感想・評価

5.0
大好きな映画になった。

昭和ってほんとにクレイジー。
女性たちが自分らしさを大事にしてて、言葉遣いも丁寧なんだけど強さがある。
ビアホールでとんかつをむしゃむしゃ食べたり、黒電話越しに大声で笑ったりとにかく豪快でかわいい。

告白のシーンも好きだけど、この映画のジャケット?にもなってるラストの結婚式のふたりが大好き。
歌麿

歌麿の感想・評価

3.7
若尾文子は芸術
なにより声がいい

オープニングが洒落ている
若尾文子の可愛さ爆発。
食堂でこぼす牛乳や、川口浩と別れた後の笑顔、そして最期のツーショット。

切り返しの少ない会話を展開しておいて、ラストロカビリーバーでの告白シーンの切り返しのテンポと画面の強烈さ。スキャンダルで最初に2人で会うシーンのカメラ位置が変わりまくるのも面白い。やたら出てくる赤も気になった。

登場人物が頭が回るのか間抜けなのか全く分からなかったり、記号的に結婚結婚と言っていたりよく分からない気もするが、屋上でバレーにバドミントンにゴルフはやるわ社内でメザシは焼くわといった昭和のはちゃめちゃさというか勢いに飲み込まれて最後は怒涛の多幸感。
トヨキ

トヨキの感想・評価

3.8
昭和という時代はトチ狂っててかっこよすぎる。あとジャケット最高
この路線の若尾文子はいいですねえ。
ある意味ファムファタル的というか。

東山千栄子が出た時の上には上がいる感も最高です。
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