ポンコツ娘萌え萌え同盟

赤い連発銃のポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

赤い連発銃(1956年製作の映画)
3.2
ハンナばばぁがかっこよくて好き。本作の実質ヒロインのアンちゃんもいいんだけど。ハンナばばぁの魅力が良い。
それにしてもほとんど女の集団とインディアンが戦うという絵面が見れるのは本作くらいではないだろうか。
それに女たちは南軍側。子供を除いた男達はほぼ従軍なので。

主人公のテキサス出身だけど北軍にいた男なんだけど、ある事件からインディアンが襲撃するのを察知して、南軍側の女に備えるようにする。
生まれが南側の男で従軍していたのが北軍側という主人公の設定の時点で少し奇妙な感じがするのだけど、それを最初は裏切り者扱いされるが、女子供を守るために動いていた彼は女たちと結託していく異色の西部劇となっている。
一応本作の引き金を引いた明確な黒幕はいるのだけど、それを倒すよりも女子供を守るために動いたという主人公もある意味他では見ないかもしれない。

終盤にいよいよインディアンと女たちがぶつかり合うシーンは攻防戦的な面白さがあるけど一方では一つの教会に立て籠もりながらの戦闘なので籠城系の面白さもある。
ただインディアンを倒して行く反面、女が倒されていく慈悲もない死闘の姿が本作の強みだとも思う。