くろいひと

暗黒街の顔役のくろいひとのレビュー・感想・評価

暗黒街の顔役(1932年製作の映画)
3.7
いまでも色褪せないスピード感。
内面のはがれ落ちた男たちが見せる、徹底した暴力と、ポール・ムニ演じるカモンテの妹へのねじれた愛情。

感傷や感情移入といったものをいっさい許さない、ストイックな傑作である。

ひとが殺されるたびにスクリーンに映し出される「十字架」の数々が効果的。
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