暗黒街の顔役の作品情報・感想・評価・動画配信

「暗黒街の顔役」に投稿された感想・評価

Ken

Kenの感想・評価

4.1
めっちゃ面白かったなぁ。

アルパチーノのスカーフェイスの元ネタでスジもほとんどそのまんまなんだけど、こっちの方が全然面白かったなぁ。

大きな違いは、コメディの要素が入っているところ。
にしても、ブライアンデパルマのより50年も前のなのに、なんで、面白いんだろう。

セリフは、すごく大袈裟で、シェイクスピアのような演劇っぽい。
けど、面白いんだなぁ。

劇中に出て来るトンマが最高だなぁ。
 久しぶりのTSUTAYAレンタル。ハワード・ホークスの手がけた、「マフィア映画」の名作。やはり面白い。何よりもテンポがいい。「三つ数えろ」と同じように、最初は登場人物の多さに頭がクラクラしてくるのだが、見ていくと、それぞれの個性がちゃんと描かれてきて、それぞれにちゃんと結末があるのが素晴らしい。
 冒頭の影のシーン、ボーリングを利用した「見せない暗殺シーン」、機関銃とカレンダーのモンタージュなどなど、素晴らしいカットや演出も盛りだくさんで、本当にさすがハワード・ホークスという感じがした。
TakaKo

TakaKoの感想・評価

4.5
大好きなハワード・ホークス監督の何故か今まで見ていなかったスカーフェイス。

最初のオープニングからもう目が話せない。 もう少しロングテイクなら映画史上最も語られるオープニングシーンの一つになっていたのでは?

ところどころホークスらしい茶目っ気も出しつつもギャング映画として実直な演出も際立つ。
ペイン

ペインの感想・評価

4.5
アル・パチーノ主演、ブライアン・デ・パルマ監督の大傑作『スカーフェイス』のオリジナル版。

映画好きでも最近は『スカーフェイス』がリメイク作なことを知らない層が多くなっているなと感じる。

私は『スカーフェイス』には大きな感銘を受け、映画にのめり込むきっかけとなった作品の内の1つでもあるが、そんな『スカーフェイス』も本作『暗黒街の顔役』を見ると、『スカーフェイス』は色んな“味付け”のなされた作品なのだということがよくわかる。

“味付け”とは何なのか例えるとすると、『暗黒街の顔役』は新鮮なコーヒー豆からペーパーフィルターを使って淹れた極上のブラックコーヒーだとすると、『スカーフェイス』はそれに良質なミルク、良質な砂糖をいっぱいにまぶして見た目も味もとことんポップになったホワイトコーヒー。

『スカーフェイス』は公開時、某有名映画評論家Hが“オリジナルへの冒涜だ!”とボロクソに酷評したことで有名だが、これは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』公開時に旧世代ファンから“怒りのデス・ロードは所詮『マッドマックス2』の厚化粧に過ぎない”と批判があったのに通ずるようなものだと思う。
 
一概にどちらが良くてどちらが映画として正しいのかということは、すぐさま断言出来るものではなく、それぞれに違った魅力があり、私は『マッドマックス2』も『マッドマックス 怒りのデス・ロード』も、『暗黒街の顔役』も『スカーフェイス』もそれぞれに同じくらい大好きだ。

両作、主演の二人を比較しても、『暗黒街~』のポール・ムニは粗野で渋い魅力に溢れ、アル・パチーノの方はとにかく見た目に華があり、愛嬌がある。どちらの俳優もまさしく“世界は俺のもの”な主人公トニーを見事に体現してみせていると思う。

尺が遥かにタイトな本作『暗黒街の顔役』はとにかく、無駄がなく画面も引き締まっていてソリッドで、影の演出や、銃撃戦描写の生々しさが凄い。現代の技術を駆使すればいくらでも派手に残酷に出来るといったものとは異なる真に迫った暴力表現。ラストの終わり方にも違いがあり、議論したくなる。
Mypage

Mypageの感想・評価

3.9
アメリカンニューシネマの元祖!

カーチェイスを逃げ切ってジョニーを始末し、ポピーの部屋に来たトニーが窓の外を眺める目とつぎのシーンでチェスカがジーノを見つめる目が一致して(それは誘惑でも熱情でもなく、空虚と衝動の色だった)兄妹だとわかった

全然電話を取り次げない秘書、低い声で気怠げなポピーも魅力的。

ちゃんと見てないけど「全裸監督」もこういう感じになれば面白いんじゃないか
ボーリング場や車から投げ捨てられる死体、この映画をみると映画は運動だということを再認識させてくれる
コインを投げ続ける。電話を取り次ぐ秘書。直接は映らないが確実にそこにある殺人。
050さん

050さんの感想・評価

4.7
ハワード・ホークスによるギャング映画の元祖の一つ。実はこれが「スカーフェイス」の原作映画という。大筋は思った以上に同じで、違いと言えば禁酒法時代での酒の密売がトニーのシノギであること。犯罪啓発映画として作ってる割には殺害シーンが全部ノリノリな撮り方ばかりで面白い。直接映さない殺害はこういうユーモアもあれば盛り上がるんだと勉強になれば、規制の厳しかったこの時代ならではだとも感じる。
ルカ・グァダニーノによる、83年版も踏まえた(監督曰く)超R指定な再リメイクが製作中だそうで、自分達にとっての新たなトニー神話が生まれるのかと思うと楽しみでならない。ザ・ワールド・イズ・ユアーズ。
環境音以外で音楽が全く流れない真空の映画空間で喋り、歩き、喋る。その移動の間や殺しの前後に生まれる奇妙な余韻は笑いと紙一重のところにあるタイミング性。だがギリギリのところで緊張にとどまるホークスの手捌き。火加減を遠慮しないのなら『ヒズガールフライデー』になる。
間の話でいうなら『コンドル』の何気ない「主人公が扉を開けると盗み聞きをしていたヒロインの姿がすぐそこにある」というシーンの間も完璧で、今の日本の実力派コントにそのままペーストしてもBPMが完全に一致するだろう。
ジョンヒューストンがホークスを"反動的な人間"と形容していて、でも作る作品からはそのことが感じられないと言っているけど冒頭の字幕と中盤の新聞社代表の演説に少し表れていると思う。それらが反語的な意図なのか、むしろストレートにそう思ってるのかさえ掴みかねるはぐらかしの仕草が見て取れる。こっちが勝手に深読みしてるだけ?混乱と奥行きの違いはなんだ?あくまで面白さのために研ぎ澄まされた各演出の軽さ・薄さこそが嘘つきホークスの署名か。
さてグァダニーノはどうする。舞台がLAに移るようだが。
さっ

さっの感想・評価

5.0
トミーガン×T型フォードはその速度において映画史上に残る破壊兵器。90年前にこんな映画つくられてしまったら我々はもうどうしようもないよ……後世のすべての組織犯罪映画はこの作品を追っかけてるんだな、と思った

とりあえず銃をフルオートでぶっ放すことは人類の原始的欲求です
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