Chico

トスカーナの贋作のChicoのレビュー・感想・評価

トスカーナの贋作(2010年製作の映画)
3.8
再鑑賞

作家のジェームズは自著「贋作」の発売イベントのためにトスカーナの小さな村を訪れる。イベントに息子と共にやってきた女と出会い、彼女の案内で空き時間を共に過ごすことになる。偶然入ったカフェの店員に夫婦と勘違いされた二人はそれをきっかけに'夫婦'を演じ始める。

イラン映画界の巨匠キアロスタミが初めてイランを離れて撮った作品。

本作はジュリエットビノシュを想定してあてがきされたそうです。主演女優賞を取ったのも頷ける絶妙な演技でした。ビノシュのための映画に見えます。
テーマは興味深いし、街歩き映画は好きだけど、ビノシュ演じる'女'がノイローゼ気味な役(常に視線が泳いでいてそわそわしてる)で、二人ともずっと嫌味言い合ってるので観ていて疲れた。物語に集中できず。こんな映画だったかなあ
Chico

Chico