天使にラブ・ソングを…のよどるふのレビュー・感想・評価

映画『ハリー・ポッター』直撃世代なので、修道院長を見たときに「マクゴナガル先生だ！」になってしまうのは仕方ない。厳格な性格で主人公と対立する役割なのだけれど、周囲のために自分を曲げられる人でもある良いキャラクターだった。

“場違いな音楽”によって世界が彩られていく過程はとにかく楽しい。こんな楽しい状況をつくってくれた人がここに来た理由ってなんだっけ？ を思い出させてくるクライマックスの展開もまた、音楽の力（劇伴）によって安心して観ていられる。ラストの“折衷案”も納得の着地。