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映画を観る前に事前情報として知っていた「幽霊の視点で話が進む」演出は、FPSのゲーム画面を見ている感覚に近い。見えないはずの幽霊がクローゼットの裏側に隠れるところもゲームっぽい。
“幽霊”という先入>>続きを読む
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こういうソリッドシチュエーションスリラーだと、限定された空間の中に話を展開させるためのタネをいくつも仕込んでおくのが観客を飽きさせないポイントだと思うのだが、そういう視点から見ると明らかに手数が足りて>>続きを読む
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グリンダの「自称“良い人”の絶妙に嫌な言動」の描写がとにかく上手い。エルファバのどんな状況においても倫理的に正しい判断を下す行動と比較すると、グリンダに関しては、常に取り巻きがいるせいもあってか、言動>>続きを読む
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『ほん呪32』、『ほん呪33』、そして本作と続いてきた「Twenty-Seven」の後編が収められたシリーズ第34作。菊池は失踪し、岩澤は菊池を探すために番組制作から離れることに……というラスト。過去>>続きを読む
前作(『ほん呪32』)から引き続いて、演出補の菊池に送られてきた謎のテープについての調査が進む「Twenty-Seven 中編」は、ついに菊池の身に危険が……? という引きを持たせて次回に続く。
「>>続きを読む
寺本幸代監督が12年前(!)に手がけた『のび太のひみつ道具博物館』は、〈シャーロック・ホームズ〉シリーズへのオマージュを捧げつつ、“ひみつ道具”という『ドラえもん』世界を彩るのに外せないアイテムをフィ>>続きを読む
投稿者から番組へ送られてきた不気味な映像。それは番組スタッフである演出補の菊地へ毎年の誕生日に送られてきた映像に酷似していた……という菊地の語られざる事情が明かされるシリーズ第32作。実は菊地は、番組>>続きを読む
リオのカーニバルで踊るような露出の多い格好をした女性が踊る「サンバ」の映像に登場するのは、地面から上半身だけが生えたような男性の幽霊なのだが、ナレーションがこの幽霊を一方的に好色な男性だと決めつけてい>>続きを読む
およそ9年ぶりの再鑑賞。ツチダマ戦でドラえもんがヒラリマントを繰り出すアクションシーン、ドラえもんVSギガゾンビの殺陣、敵に囚われ絶対絶滅のピンチのドラえもんたちを救うのび太の主観ショットなど、“画”>>続きを読む
のび太の父親、のび助をストーリーに組み込むための流れがいくらなんでも強引すぎる。クライマックスに至っては絵面の盛り上がりを提示できずに、ドラえもんたちが文字通り右往左往させるしかないという。さまざまな>>続きを読む
原案となっているのは、『ドラえもん』原作コミックス第41巻に収録されている「深夜の町は海の底」だが、それは序盤の部分だけ。本作の肝の部分にあたる“海底に棲む人間とは異なる別の種族との邂逅”や、それを発>>続きを読む
1981年公開の『のび太の宇宙開拓史』のリメイク作品。原作にはないオリジナルのキャラクターを加えることによって、リメイク独自の展開を用意するあたりは、新体制の映画『ドラえもん』シリーズにおける『のび太>>続きを読む
何年ぶりかの再鑑賞。原案となっているのは、『ドラえもん』原作コミックス第31巻に収録されている「さらばキー坊」。旧アニメシリーズでは、このエピソードが単体でTVアニメのワンエピソードとして映画化され、>>続きを読む
『のび太の魔界大冒険』のリメイク作品。話の筋とゲストキャラクターは原作を踏襲しているが、原作にはいないキャラクターを配置することで、構成的に本作のオリジナリティーが見られる。本作の人物配置を見て、のち>>続きを読む
演出補の岩澤さんが髪を染めて茶髪になってる! なシリーズ第30作。『ほん呪25』で紹介された「不気味な女」の動画を見た視聴者から投稿された映像をめぐる「『不気味な女』後日談」は、心霊ビデオを見てしまっ>>続きを読む
映画『ドラえもん』シリーズ記念すべき第1作にあたる『のび太の恐竜』のリメイク。新キャスト&スタッフによる映画『ドラえもん』シリーズとしても本作が第1作となる。
やはり目を引くのは作画監督をつとめる小>>続きを読む
“カメラを回している最中に異変に気づく”系の動画である「白面の女」が劈頭に置かれたシリーズ第29作。長編取材の「占い師」は前後編ではなく3つにパートが分かれ、それぞれに心霊映像が付されているかたち。カ>>続きを読む
冒頭の2本、「戦争遺跡」と「シリーズ監視カメラ 駐輪場」は、“見えない”現象を異なるアプローチで扱った映像。続く「ITバブル」は、“見えるはずなのに見えない”映像。2視点からのカメラ映像の一方だけに霊>>続きを読む
『ほんとにあった!呪いのビデオ24』に登場した呪いのビデオに関する後日談エピソードを含めたシリーズ第27作。前回(『ほん呪26』)から引き続き番組制作スタッフに降りかかる異常事態も含めて、「踏み込んで>>続きを読む
最後のほうで『ほんとにあった!呪いのビデオ24』で登場した呪いのビデオが番組スタッフに悪影響を及ぼしているのではないか……? という疑念が持ち上がるシリーズ第26作。『ほん呪23』と『ほん呪24』でパ>>続きを読む