Tラモーン

ショウタイムのTラモーンのレビュー・感想・評価

ショウタイム(2002年製作の映画)
3.6
日曜日の夜にライトなアクションコメディ!

堅物ベテラン刑事のミッチ(ロバート・デ・ニーロ)は麻薬現場での囮捜査中、勘違いで踏み込んできたニューヨーク市警のトレイ(エディ・マーフィ)のせいで犯人を取り逃し、おまけに集まってきたTV局のクルーに腹を立てTVカメラを撃ってしまう。図らずも有名人になってしまったミッチはTV局から訴えられない条件として、警察リアリティショーへの出演を強要される。そしてタイプの違う警察官としてトレイとコンビを組まされるのであった…。

頭の固いベテラン刑事にデニーロ、俳優希望のチャラチャラお巡りにエディ・マーフィの豪華キャストがコンビを組むデコボコバディアクション。
2002年の映画とは思えないほど80〜90年代のベタベタポリスアクション感がほとばしる。

正直ストーリーはめちゃくちゃ陳腐なので、ベラベラ喋るエディ・マーフィとそれに振り回されてイライラするデニーロを楽しむだけの作品。
それでもそれなりに面白いのはやっぱり2人が名優だから。やっぱりデニーロはコメディにもちゃんとハマるから凄い。
冒頭の「刑事の仕事はテレビみたいに派手でもなんでもないし、退屈だし金にもならない」という講義を真顔で小学生相手に繰り広げるデニーロはさすが。

一方、エディ・マーフィ演じるトレイはテレビや映画の中の刑事に憧れる制服警察官。目立ちたがり屋だけど、刑事の昇進試験に2度落ちている落ちこぼれ。部屋には『セルピコ』のポスター。

ミッチの堅実な捜査とトレイの型破りな捜査がマッチして〜みたいなお約束展開で90分でさっくり観られる。

ラストの手錠のシーンとエンドロールのNG集がよかった。地味に最後2人でチェックのシャツ着てるのよかったな笑。
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