元祖『めぐりあい』。
アメリカ人大富豪の令嬢と婚約を結んでいるフランス人プレイボーイ。アメリカへ向かう豪華客船にて、ナイトクラブの歌手と恋に落ちる。
"wishes are the dreams we dream when we're awake."
紳士淑女のラブストーリー。いわゆる王道ストーリーではあるが、素敵なものは素敵。温かく優しい気持ちになれた。主人公がプレイボーイ感の少ないプレイボーイである所が好感ポイント。
個人的にお祖母さんの家を二人が訪ねるシーンが好きだった。孫を心配する祖母としての姿、若い女性を気遣う人生の先輩としての姿。そして、「汽笛は嫌いよ」という別れのシーン。約束のプレゼントにもグッときた。
終盤、少し停滞気味な気はした。
ドアに映るエンパイア・ステート・ビルと鏡に映る絵画が印象的。
57年版も観てみよう。
"It's a funny thing, but the things we like best are either illegal, immoral or fattening."
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