ささやん

惑星ソラリスのささやんのレビュー・感想・評価

惑星ソラリス(1972年製作の映画)
3.8
冒頭。

ソラリスで起きた幻想的な出来事の説明。

退屈。

欠伸をひとつ。

その後、主人公がソラリスへ。

神秘的な海。

幻想的な雲。

渦巻く波。

奥行きのあるBGMが展開される。

聴力が澄まされていく。

ドナタス・バニオニスの透明感のある声。

物寂しげな眼。

そして、哀愁。

淡々と不可思議な現象が起こる。

彼女は未知の生命体?

既存の生命体?

残留思念の結晶?

イマジネーションの産物?

クローン?

そして、死んだはずの妻が現れる。いや。表れる。愛情と倫理的拒絶。葛藤。妻の死。再生。また死。そして、印象的なラストを迎える。哲学的な葛藤がふんだんに盛り込まれていた。

また時を置いて見てみよう。
ささやん

ささやん