ライラック

惑星ソラリスのライラックのレビュー・感想・評価

惑星ソラリス(1972年製作の映画)
4.9
ソラリスの物質化はSF 的で神秘的
多義的な要素が目的やテーマすら変化させるのが面白いです
心象風景に葛藤や救済を表し
さりげない宗教色で重さを演出

「鏡」や「ノスタルジア」に
通じるイメージや思想があります
自然主義な色彩感覚も素晴らしいです

荒れたステーション内は船員の心境や
人工物を嫌う監督の気質の表れ?
(他作品では人工物を水に沈めたり焼いたりしてます!)
【人は失いやすいものに愛を注ぐ 自分自身 女性 祖国…】監督自身の未来を予言したような台詞にビックリです

ストーカーがゾーンの囚人であれば
クリスはソラリス囚人ですね

30秒間の浮遊してみたい🐶♪
ライラック

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