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黒水仙のmegのレビュー・感想・評価

黒水仙(1946年製作の映画)
3.0
他の方の感想にもあるように、お堅い作品かと思いきや全くそんなことはない。信仰と湧き上がる欲望の対比を描いた、ドロドロとした物語。修道院とハーレム、修道服と赤いドレス、クローダーとルース……。象徴的なモチーフが多用されていて、なかなか面白い。テクニカラー黎明期らしく、色彩表現も斬新で映画の歴史も感じられる。またデボラ・カーの信念をたたえる凛とした佇まいは、現代の女優とはまた違った品の良さがあって素敵!
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