黒水仙の作品情報・感想・評価

「黒水仙」に投稿された感想・評価

ヒマラヤの僻地に赴任した尼さんの信仰と葛藤の日々。

前半、信仰と封印していた気持ちに揺れる心の葛藤。
後半、ホラー😨

下手なホラーよりずっと怖いです。
断崖絶壁の美しい街と、吹き荒れる風が孤独感を増してます。

信仰と恋愛と嫉妬と憎しみ。現地の人との対立。ドラクエのエピソードに出てきそうでした。
ロードオブザリングのエピソードに入れても全然いけそうです。

出演
過去のロマンスを引きずる尼
野蛮だけど頼りになる英国人
英国人に恋して嫉妬に狂う尼
優しいけど女に弱い王子
王子に恋する身寄りのない女
教会で英語を教える男の子
岩の上にずっと座ってる聖者ete…

教会で歌を歌うところと、断崖絶壁で鐘を鳴らすところが印象的でした。

今とは違う異次元の世界にいきたい人にお勧めです。


嫉妬した尼さんは化粧したら魔女になるんですね。

2018/11/23/147人
HAY

HAYの感想・評価

3.2
ヒマラヤの修道院。
シスターたちの信仰心は揺らぎ、俗世を思い、嫉妬に狂う者も。
精神に異常をきたしているように見えるが、人間らしくむしろ正常にも思える。
中盤まで「ゆれる尼僧物語」程度と見せかけておいて、クライマックスはほとんどホラー…、こんなに変な映画なら、もっと早く観ておくべきだった!さすが『血を吸うカメラ』のマイケル・パウエル作品。

キャスリーン・バイロン扮するシスター・ルースへの演出には、明らかに「悪魔憑き」の状態が意識されており、映画的には『尼僧ヨアンナ』より15年早い問題作。
またインドの住民たちが「表向きでは王の気まぐれに従いながら、内心では一切信仰に傾いていない」という描写も、非常にシニカルだった。
冒頭の老シスターが必要以上に意地悪そうなのが引っ掛かっていたのだが、結末は実質的な敗退宣言。物語の意図は明白で、欧州人のキリスト教に対する複雑な愛憎が感じられる。

「絶壁にある修道院」が舞台のため、セットの窓から見える風景がややチープな場面も。
しかし鐘突き堂と断崖との境界は、絵として巧妙に成立しており、思わず仕掛けが知りたくなった。
犬

犬の感想・評価

4.0
困難

奉仕活動のため、ヒマラヤの高地にある小村へ赴いた尼僧5人
やがて文化、生活環境の違いから彼女たちの心に迷いがうまれ.....

精神的におかしくなっていく

これはヤバいものを見てしまった
終盤は特にスゴかった

過去も関わってくる
異国の地は大変ですね

美術、景色が綺麗だった
撮影も素晴らしいです

音楽、世界観が好き

ジーン・シモンズのメイクがスゴい
あの人の目がヤバい!
閉塞された舞台。

その中の恐怖感が、
美しいキャスト、 映像で描かれてく。
meg

megの感想・評価

3.0
他の方の感想にもあるように、お堅い作品かと思いきや全くそんなことはない。信仰と湧き上がる欲望の対比を描いた、ドロドロとした物語。修道院とハーレム、修道服と赤いドレス、クローダーとルース……。象徴的なモチーフが多用されていて、なかなか面白い。テクニカラー黎明期らしく、色彩表現も斬新で映画の歴史も感じられる。またデボラ・カーの信念をたたえる凛とした佇まいは、現代の女優とはまた違った品の良さがあって素敵!
sayaka

sayakaの感想・評価

2.6
アイルランドが故郷設定のシスタークローダ。デボラカーの英語は聞き取りやすい気がする。

同年代に作られた映画を見ないと、映像美とか良さが分からないですね。
後半怒涛の外連味。清順映画のようなセットでの原色。アヤ登場シーンを筆頭に風吹きまくり。
僻地の断崖絶壁の上にある建物を立派な修道院にする院長に選ばれた修道女が、デボラ・カー。
彼女が、過去の恋人との出来事などを思い出すあたりは、修道女になるまでに、いろいろあったんだなぁ、と思う。

しかし、この作品、後半は若干サスペンス的要素はあるものの、物語が面白くない。
デボラ・カーの美しさだけが目立つ映画だった。

また、最後まで観ると、映画タイトル「黒水仙」の意味が分かる。
青山

青山の感想・評価

3.7


ヒマラヤの麓に新設する修道院の院長を任されたシスター・クローダ。4人のシスターを引き連れて現地に到着するが、修道院となる宮殿は、かつては王のハーレムとして使われていた場所だった......。
その事実が引き金となったかのように、クローダ院長は俗世にいた頃の恋のことを思い出すようになる。
更に、部下のシスター・ルースもヒマラヤに着いてから精神が不安定になり、地元の協力者・ディーンは不真面目な態度でクローダを苛立たせ......。


とてもたくさんの要素が入っている深すぎる映画で、そのため明確なジャンル分けは不能で「群像劇」としか言いようのない不思議なお話です。

例えば、序盤は、修道会でも最も若い院長に任命されたクローダの奮闘がメインになってきて、「良い上司とは?」「人をまとめるにはどうするか?」というお仕事ドラマみたいな雰囲気です。

中盤からは、現地人のディーンさんとクローダのお調子者vsツンデレのラブコメみたいな雰囲気も醸し出しつつ、信仰とは何かを問う宗教批判のような会話も出てきます。

さらに終盤はもはやホラーかサスペンスのようになり、クライマックスのシーンは正直かなり怖かったです。普段ホラー映画を見てて怖いと思うことはほとんどないのですがこれは心理的な怖さだったこともありゾワっとしました。

一回しか観てないので理解しきれていない感じもしますが面白かったです。また観たいですね。
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