KokiUrakami

TOKYO EYESのKokiUrakamiのレビュー・感想・評価

TOKYO EYES(1998年製作の映画)
3.6
棒読みっぽい演技からなのか、たまに来るアドリブ感なのか、とにかく不思議な魅力のある作品。武田真治の「なんか悪い人じゃなさそうな変態」感と、吉川ひなのの「一見アホだが芯のあるガール」感が相まって、終始絶妙な空気感が漂っている。
『長いまつ毛の話で大盛り上がり』は思わず笑ったわ。これを意図してるのか、してないのかを知りたい。

内容はあるようでないし、たけしへの『普段やらないことをしろ』っていうセリフが謎なままだし、てかセリフよく聞き取れないし、とにかくグルーヴの方が面白い。ただ結構展開はドキドキする。

映像で特に思ったのは、「日本感」めっちゃ漂ってるなあと思った。「東京感」というより「日本感」。例えば日中ガラガラの車内や、液体かなんか運搬してるのだろう大型の青い車、提灯の飲み屋街。大都会というより国道みの漂う大宮感?(行ったことないけど)98年という年代もあるのだろうけど、温かみも感じる映像だった。
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