HAYATO

セルピコのHAYATOのレビュー・感想・評価

セルピコ(1973年製作の映画)
3.8
2023年392本目
『十二人の怒れる男』のシドニー・ルメット監督作
腐敗した警察組織と闘い続けたフランク・セルピコの半生を描いた実話の物語
正直者がバカを見るとはまさにこの映画の話
汚職まみれの警察内部で同僚の反感を買いながらも、ただ1人正義を貫き通したセルピコの姿に感銘を受ける
もし自分が組織の中で孤立を極めてしまったら、彼のように揺るぎない信念を持ち続けていられるだろうかと考えさせられた
夢と希望を持って警察官になったはずのセルピコが、悲惨な現実を知った時の心情を察するといたたまれない気持ちになる
同僚の刑事が手を貸さなかったせいで顔面を撃たれる重症を負ってしまったセルピコがかわいそすぎるし、最後の最後までアホ警官の連中には腹が立ってしょうがなかった
主演を務めた大スター・アル・パチーノの立派な髭を蓄えたビジュアルがとてもかっこよく、魂のこもった演技に圧倒された
アル・パチーノの眼力ハンパない
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