悪の凡庸さ。
この言葉(あるいは概念)は、ドイツ系ユダヤ人でアメリカに渡った哲学者ハンナ・アーレント(1906 - 1975年)によるものであり、第二次世界大戦後のニュルンベルク国際軍事裁判におい…
DVD📀所有。シドニー・ルメット1973年監督作品。アル・パチーノ、ジョン・ランドルフ主演映画。
実話をもとに、警察内部の腐敗と戦う青年刑事の姿を描いた社会派ドラマ。
警察学校を卒業後、ニューヨ…
ずっと緊張感があった
孤立にも負けず、正義を貫いたセルピコは凄い。ずっと憧れていた警察官になったものの、腐敗の深刻さを目の当たりにしさぞかし悲しかっただろう。晩年はスイスに移住したと知り、せめて穏や…
NYPDの刑事フランク・セルピコは真正面から顔面を撃たれた。
ブルックリンで麻薬犯を摘発中、なんと同僚刑事に至近距離から狙われたのだ。
1970年代のNY市警は犯罪者の取り締まりに手心を加える見返…
「ホールド・オーバーズ」でハナム先生も"現代の高潔さの欠如"を嘆いていたが、この物語は1人孤高に高潔さを貫こうとした男の物語。
いつ殺されるかも分からない危険な状況で愛する恋人とも将来の話が進めら…
アル・パチーノの狂気に近い演技。
それなくして、この作品は成立しない。
腐敗にまみれたニューヨーク警官達の中、孤軍奮闘する姿。
一歩踏み出せば後戻りできない。かつ前にしか道がない、八方塞がりな状況…
寒色に近い色彩の映像から、絶え間ない緊張感と主人公の疎外感が鮮明に伝わる。腐敗しきった組織のなかで、自我や正義を貫き通す姿には心を打たれると共に、それらが良い結果につながらない無力感も覚える。また、…
>>続きを読む優れた撮影、優れた脚本、優れた演技の社会派ドラマ。ほぼ全警官汚職してる時代のニューヨークでただ一人汚職に抗い続けた刑事の実話で、糸くずみたいな正義を手繰り寄せる姿にグッと来る。アル・パチーノの演技も…
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