まぐこ

ポセイドン・アドベンチャーのまぐこのレビュー・感想・評価

2.8

母の思い出の作品。
時代を感じながらもパニック映画としてはほどほどに楽しめました。

※微ネタバレ
パーティ会場に残ることを選んだ乗客たちが迫ってきた波を見てわれ先にとクリスマスツリーに登っていく、中には自分が生き延びるために人を投げ飛ばしている人も…、クリスマスツリーは重さに耐えられず倒れ、人々は波に攫われ、飲み込まれていくサマは49年経った今見ても緊迫する良いシーンだと思います。

ただ私は主人公の牧師が好きになれなかった。
ロゴも言っていましたが、「なぜ全て自分が正しいかのように振る舞うのか」…主人公なので当たり前ですが主人公らしさを露骨に感じました。
なぜか主人公たちは行き止まりや間違った道には進みません。見たわけでもないのに、なぜか生き残るための正しい道が分かっているのです。その点が少し作りものっぽさを感じました。
また牧師が女性の身体をベタベタ触るのもあまり好きになれない点です。

リンダはお色気担当なのか、下着を見せるシーンが多かったですね。

一番好きなキャラクターはローゼン夫婦。
お互いを本当に信頼し、愛し合っているのがとても素敵でした。
二人は若い命を尊び優先していて、ベルの自虐的だけど得意なことになると強気になる愛嬌のある性格が可愛らしかったです。

あと何故か吹き替えと字幕がごっちゃ混ぜになっているのも気になる点。こういうDVDは稀にあるようですが、日本公開時にカットされた部分なのか…、少し気になってしまいました。
まぐこ

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