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花嫁の父のkazunのレビュー・感想・評価

花嫁の父(1950年製作の映画)
3.6
娘のケイ(エリザベス・テイラー)が結婚するまでのあれこれに振り回される父親(スペンサー・トレイシー)を描いたコメディ。

娘を結婚させる父親の、婚約者に対する気持ちや、これまで愛情かけて育てて来た娘への想い、式場や招待客の事で忙殺される様子をスペンサー・トレイシーが細やかに演じて共感を呼びます。

自分の時代は簡素に家で式をした事から、娘にも少人数で心のこもった式をしてほしいと思うのは当然ですが、時代は変わるもの。
教会で式をして家で披露宴をする流れに。どれだけお金がかかるのか心配になりますね。
娘はそんなこと知ったこっちゃない感じでまだまだ子供だなぁと思いました。
おまけに新婚旅行の事で親をびっくりさせて…。釣りでいいじゃない!

式の前夜の夢の場面が面白かったです。
歩けない、服が破れる、皆の嘲笑!

エリザベス・テイラーが綺麗なのはもちろんですが、エリー役のジョーン・ベネットもまた美しくて、エリザベス・テイラーと姉妹のようでした。

置時計を贈ったエリーの叔母さんはちゃんと間に合ったのか気になりました(笑)
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