にゃおん

盲獣のにゃおんのネタバレレビュー・内容・結末

盲獣(1969年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

江戸川乱歩の原作が大好きでずっと観たかった。文体から想起していた目や耳や口、身体のオブジェが壁一面に広がるそのままの映像に喜ばしさを感じずにはいられない。

原作とは違い序盤が端折られたり、要らぬ痴話喧嘩があったりしたものの本髄はそのままで非常に楽しめた。

劇中では第一幕しか扱われていないが、原作では拉致った女のことに飽きてバラバラ死体にした後、雪だるまの中に仕込んだり、風船に括り付けて飛ばしたりして街中に死体をばら撒き、取っかえ引っ変え同じように女を殺していく話だったりする。
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