Yurari

鳥のYurariのネタバレレビュー・内容・結末

(1963年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

下手な幽霊ものなんかより断然怖い。

結局、鳥が人間を襲った理由は分からず、筋書きにも無駄が多いような気がしたものの、とても面白く鑑賞した。
この時代にこのレベルの映画を撮ったのはすごい事だ。

個人的には、メラニーがガラスの電話ボックスに閉じ込められて鳥に襲われるシーンが秀逸だと思った。
あれはまさしく鳥かごではないか・・。

合成技術も素晴らしい。
メラニーが運転中のシーンはいかにも昔の合成、って感じで、あ〜昔の映画によくあるやつ( *・ω・)と思ったのだが、鳥たちのシーンはめちゃくちゃ自然だった。学校の校庭に、少しずつカラスが増えていくシーンはぞっとした。

鳥たちの襲撃というのは、現実的にありそう。だからこそ恐怖がジワジワくる。煙突から雀が大量に雪崩れ込むシーンも怖かった><しばらくは 、鳥の羽音がしたらビクッとしそう。

他の映画だったら、鳥が襲った理由をちゃんと描いて〜!と思うところだが、この映画ではそうは思わなかった。むしろ、描かなかったのが正解だったように感じる。原因不明の恐怖、これが一番怖いもんなぁ・・。
Yurari

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