たーたん

鳥のたーたんのレビュー・感想・評価

(1963年製作の映画)
3.5
鳥に襲われるだけで2時間も?!
と、鑑賞前は思ったものだ。
実際、前半部は痴話喧嘩みたいなものを見せられたりしてB級ロマンス感たっぷりでゆっくりと進んでいくが、恐怖は確実に忍び寄っていたのであった!
誰もが知る名作だけど、未見の人でさえも鳥が襲う理由が映画内で示されないことを知っているという事でも有名ですね。

後半部の籠城シーンは「ナイトオブザリビングデッド」を思い出しましたよ。窓や扉に板を打ちつけたり、鳥が侵入しようとするところなんてゾンビそのもの。
おまけにもやっとする終わり方までも共通してる。
メラニーが将来の義母に抱かれて安堵するシーンが良かったな。でもメラニーは深刻なPTSDを抱えて生きていくんだろうな。
そう思うとかなり後味の悪い映画だな。