サスペンス映画の巨匠ヒッチコックによる動物パニック作品の原点と言われる作品。
“家族と恋愛”と言う日常的な葛藤に、“人間を襲う鳥”と言う非日常的な現象を絡めて展開する。
恒例のカメオは「◯から◯◯◯る、◯◯連れたオジサン」でした。割りと判り易かった(笑)。
この作品で一番恐いのは“何故襲うのか”が描かれていない点ではないかと思う。
環境破壊や化学物質の影響、電磁波や地磁気の異常。果ては呪や悪霊、等の“理解でき無くても、納得できる理由”あるいは“納得でき無くても、理解できる理由”が、何も示唆されていない事に恐怖感を感じる。
動物パニックの娯楽作品として観ると、傑作と言う程の出来では無いと感じるが、別の視点で観ると奥深さを感じさせる傑作だと言える。
“何故、キャストが全て◯◯なのか”
“何故、エンドマークが◯◯◯のか”
“◯は何かしらの象徴なのか”
まァそもそも、そこまで考えて観る必然性は一切無い(笑)。