いの

キューティ・ブロンドのいののネタバレレビュー・内容・結末

キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

最低の映画。

主人公のエラはおしゃれが大好きなブロンドの女の子。頭が軽そうなこととブロンドであることを理由に弁護士志望の男の子にフラれ、自分も見合うような女になる為にハーバードの法科学生を目指す。

エラは努力して入学を掴み取るがそこでもやはりチャラチャラしているため真面目な周りからは受け入れられない。
「周りは私のブロンドとおっきなおっぱいしか見ないの!」と言って偏見と戦い、全てにおいての成功を掴みとる。努力は報われる、人を見かけで判断してはいけない!というような教訓がこの映画には込められてる。

が、しかし…。作中で何気なく靴のブランドを言い当てた男に対し「ブランドがわかるなんてゲイだわ!ゲイはブランドに詳しい!」というような真っ向な差別と偏見を披露し、意地の悪い女性には「茶色の髪なんてサイテー」と性格とは無関係の容姿を否定したり、最低の映画。

自分がされて嫌がっている偏見を他人には圧倒的に持ち込んでるところが本当に最悪、全てを台無し。

まぁまぁコメディ要素だし…と言われるのかもしれないけれどこの映画のテーマと根本を覆すようなコメディ要素は排除すべきだった。これを易々と爽快!可愛くて強くてサイコー😂💓と言える人の神経がわかりません。

ティーン向けの映画だからかもしれないけれど作中の裁判もあまりに粗末でこれといった逆転という感じもしない。

これが手放しで高評価を受けていることに危機感すら感じます。
いの

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