丹叉

菊次郎の夏の丹叉のレビュー・感想・評価

菊次郎の夏(1999年製作の映画)
4.7
観てるだけで蒸し暑くなってくる。
攻撃的で挑発的なギャグやセリフがくるたび吹き出してしまう。コメディ作品でもこんな笑わないのに。
上手いかと言われればそうでもなく、セリフも棒読みと感じることもあるのに、なんでこんなに演技が自然と感じるのだろう。もはや演技とすら感じない。
音楽は映像との相互作用で良くも悪くも変化が起きるが、Summerというそれだけで夏気分を味わえる曲に本作の体験が重なり、より感情の乗った夏景色が想起されるようになる。
武が撮る映像はなんでこんなに中毒性があるんだ。下手したらくそ退屈になるだろうに。わけもわからず没入してしまう。
丹叉

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