菊次郎の夏の作品情報・感想・評価

「菊次郎の夏」に投稿された感想・評価

嶋田

嶋田の感想・評価

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子供にとって悲しい現実を隠そうとする、とか、心を揺さぶりますね。笑いからくる悲しさ。
lag

lagの感想・評価

3.6
会ったことのないお母さんのところまで口調の荒いおじちゃんに連れられてヒッチハイクの旅。鐘と赤い荒野。鈴や天狗の舞。複眼と蝶。遊ぼうよ。嬉しそうにピースサイン。何やってんだよバカヤロウ楽しそうだなコノヤロウ。

トラックのガラスに石ぶつけたり射的や金魚すくいで反則したり。池から足だけ出したり棒切れ空に投げたり。立体機動したり視野を広げてみたり。歩いて突っ立つ。釣りやろうぜお前魚な。心地良いコード進行。

ジャグリングとタップダンス。普通に車に轢かれる。演技下手なのかな逃げろ。知らない人についていくなよもう泣くな。ありがとな。ごめんな。またな。
ぱわ

ぱわの感想・評価

2.8

このレビューはネタバレを含みます

母ちゃん探す物語のはずが
気づいたら温かい人の物語に変わってましたね。

テーマのsummerもラストは
一味違って聞こえたわ。
サマーウォーズとは違った「夏」って感じ。

少年の物語でもあるけど、
タイトルが菊次郎の夏ってのもまたいい。

まあ映画っていうのもあるやろうけど
なんか憎めへん菊次郎。
歌代

歌代の感想・評価

4.4
冒頭、久石譲のメインテーマ『Summer』が流れた時に、ふと、中学生の頃なんの脈絡もなくこの曲を聴いて泣いたことを思い出しました。
忘れてた記憶がよみがえったことで、バチコーン!とチューニングが作品とピッタリ合って、いい感じにこの映画に入り込めて良かったです。

今のところ観た北野武作品の中で、一番『作り手の切実さ』が見えた気がします。

知らないおじちゃんとのひと夏の思い出。
会ったことのないお母さんに会いに行く旅。
おじちゃんは正男くんをある意味救うために色んなことをして楽しませようとしますが、実はおじちゃんが一番正男くんに救われてる。

天使のお守りのような、ささやかな善意で溢れた映画だと思いました。

片親の僕は映画を観ながら、僕の中にもあった"あの夏"を回想しましたし、正男くんにはめちゃくちゃ感情移入しました…。
おじちゃんが正男くんに自分を重ねる様子や、親子関係が欠落したものを感じてたからこそ子供に対して色々感じてるところもグッときたなあ。

最近立て続けに北野武作品を観て、もちろん色んな旨味があるのですが、個人的にはやっぱり"他者の描き方"が一番好きです。
ちょっとしたキャラクターにも人生を感じるような…。うん。

ありがとうと言いたくなる映画でした。
立入禁止を飛び越えて


夏だなぁ…久石譲だなぁ…。孤独と滑稽、北野武氏の”ビート”ぶりにほっこりと感性をくすぐられる。
ルールや道徳にあっかんべーを続けて、2人の旅路はどんどん馬鹿らしくなってゆく。孤独を埋めるための型破り極まる思い出づくりは、不器用さと相生することでノスタルジー的な情緒を生む。さらにそこへ、ノスタルジーの達人久石譲氏の作曲が関わるのだから、手の施しようがない無敵である。

雑多な股間隠しや、大袈裟なモーション、とっくみあいなど、ビートたけしのコメディ性が全面に投影されているのも印象に残る。その滑稽は、絶妙な外連味があるからこそ輝く。チープも見せ方次第で花になる。

それにしても、あのハゲとデブはいくらなんでも親切すぎるのではないだろうか。
沢山笑いました。
なんだか演者が楽しそうでこちらもつられて笑顔になる感覚。

"坊主のため"の旅だったはずなのに終わってみれば"自分のため"になってたね。

それにしても北野武監督凄い👏
tu

tuの感想・評価

4.0
バカヤロー、北野武の持ち味が抜群にいかされ、大人の遊び心には笑わずにはいられない、垣間見る成長と優しさ。また、キャストのそれぞれの立ち位置が暑苦しくノスタルジー。(井手らっきょとグレート義太夫の扱いの荒さ笑)
素晴らしき名曲の支配力に、錯覚する心地良さは、悔しいが目頭熱くなる良作。
正男と菊次郎が夏を通して成長する物語
正男は少し大人になって、
菊次郎は少し子供に戻ったような気がする
やっぱり北野武監督は遊んでる姿を撮るのが上手で、見ているこっちも楽しい
鑑賞後、一夏を過ごした気分になる

このレビューはネタバレを含みます

いつも見てきた武映画と少しテイストが違い凄くマイルドでギャグもかなり多め。どちらかというと“ビートたけし”が作った作品。

競輪場とバス停(きよしとの掛け合いも)のシーンが特に好き。
個人的に夢と天狗のシーンの必要性がイマイチわからないのと、こんなこと言ったらあれだけど正男がもっと可愛げある子役だったらもっと感情移入できたのかも。
とはいえやっぱり武映画は大好きです。
白シャツの武めちゃカッコいい。
菊次郎の名が最後の最後まで出てこないので、武が実は菊次郎じゃないのかと
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