さものすけ

菊次郎の夏のさものすけのネタバレレビュー・内容・結末

菊次郎の夏(1999年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

大好きな映画で、DVD買って20回以上見ました。

天使がたくさんたくさん出てくるし、愛に溢れています。好き過ぎて、浅草の二天門、桜橋まで行ってしまいました笑。

少年がお母さんに会いに行った後、武さんが、

「お母さん、また探しに行こうな」

って、全てを分かった上で言ってあげるとても優しい嘘。
天使の鈴を渡すのも泣けます。

何より、久石譲さんのSummerが際立たせます。バス停で雨の中待ってて、晴れたら二人で歩き出すシーンのThe Rainの曲の使い方なんて、最高です。

また、トンボ目線の複眼の景色が出てきたり、月の満ち欠けだったり、演出も素晴らしいです。
立入禁止、の演出なんてもう。。。そうだよね、立入禁止だよね、って。
夏になると見たくなりますねえ。

菊次郎だよ!と最後に言って、初めて見た時はやっとタイトルと繋がりました。
そうか、少年ではなく「菊次郎の」夏だったのか、と。

何より、武さんのお父様の名前と知って、それだけ思い入れのある映画なんだな、と納得です。
さものすけ

さものすけ