HILO

就職戦線異状なしのHILOのレビュー・感想・評価

就職戦線異状なし(1991年製作の映画)
5.0
三宅正治フジテレビエグゼクティブアナウンサーは早稲田大学商学部
軽部真一フジテレビエグゼクティブアナウンサーは早稲田大学法学部
ちなみに二人は同期入社です。

昭和バブルのフジテレビと言えば人気TV局のトップで花形アナウン部(所謂アナウンサー)配属の倍率は天文学的数字を記録した当時。女子アナは早慶や上智に始まり立教や青学等のMARCHと豪華絢爛。対する男子アナは早稲田大学が派閥のように目立った(所謂ワセダン)。

めざましテレビのお二方を見ると慶応ボーイではなく早稲田男子のイメージが強いです。就職戦線異状なしはフジテレビの内定を目指す作品ですからやはり慶應ではなく早稲田なのか。

1980年代バブル期の就職活動に奮闘する学生が舞台の青春映画。「青田買い」や「内内定」等、企業と学生との色々な駆け引きが繰り広げられる。中小企業が一流私大の学生を採用する為に接待するシーンは羨ましい。主題歌も大ヒットした。

ちなみに公開日は1980年代の昭和バブル全盛期ではなく、
1990年(平成2年)3月27日に当時の大蔵省から金融機関に発令された総量規制がバブル崩壊となったので(そして平成不況の不況元年)、
1991年6月22日公開日はまだ不況は見る影もなく昭和バブルが感じられた。

最後に主題歌は槇原敬之の『どんなときも。』。SMAPの『世界に一つだけの花』が有名になる前、最初に売れた楽曲。
ミリオン(日本レコード協会)
第33回日本レコード大賞新人賞(ポップス・ロック部門)

チャート最高順位
週間1位(オリコン)
1991年度年間4位(オリコン)
1992年度年間38位(オリコン)
オリコン歴代シングルランキング53位
登場回数49回(オリコン)

更に余談ながら次の新曲『冬がはじまるよ』は冬の風物詩となった。
HILO

HILO