MichaelFaraday

博士の愛した数式のMichaelFaradayのレビュー・感想・評価

博士の愛した数式(2005年製作の映画)
4.0
記憶が80分しか持たない博士とその家政婦、そして家政婦の息子「ルート」との日常に広がる数学の美しさを交えた心温まる物語。

この映画がすごく好きでこの映画を見て数学ないし理系に惹かれる一つのきっかけになった。

最初にこの映画を見たときは確か小学生で、数式の意味は理解できなかったが、美しいと直感で感じた覚えがある。友愛数や完全数を初めて知ったときは本当にすごいと思った。

ただ、義姉と家政婦がもめた際に博士の書いたオイラーの式はイマイチピンときていなかった。

この場面の理解を深めるために高校生の時オイラーの式を少し調べたので、今は下記のように解釈している。

オイラーの式にあるe、i、π、1、0は数学では非常に重要な数でその性質や扱われる分野が違う。そういったいわば、全く違うものたちが一つの式に表わされているのである。

すなわち義姉と揉めた際には「仲良くしなさい」という意味を込めてこのオイラーの式を出したのではないだろうか。

オイラーの式が出た場面のように初見ではある程度数学を心得てないと場面の理解が難しいが、内容としては面白い。また見返そうと思う。
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