うぉーりー

のだめカンタービレ 最終楽章 前編のうぉーりーのレビュー・感想・評価

4.2
ドラマシリーズの続編です。パリ編ということもあってスケールがすごい。ドラマの劇場版は「これ映画にする必要あった?」という作品が多々ありますがこれは映画化すべきスケールの作品だと思います。
最終楽章前編のテーマはまんまチャイコフスキー作曲1812年。戦争に入りゴタゴタするけど段々と平和と取り戻し、最後は勝利の祝砲をあげる。物語もそれに沿って展開しているイメージ。ただ更なる高みを目指す千秋はのだめと離れる決意をする…
終盤はのだめと千秋の差をまざまざと見せつけられて胸がキリキリとします。でもこれが音楽の厳しさ。
今見てもほんとに面白いです。コメディとシリアスのいい塩梅、うまく溶け込んだクラシック、パリの街並み。漫画原作の実写作品としては文句なしに最高傑作です。

1回目
2009年12月20日 吉祥寺オデヲン
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