Uえい

深夜の告白のUえいのレビュー・感想・評価

深夜の告白(1944年製作の映画)
3.5
「サンセット大通り」に続いてビリー・ワイルダー監督のフィルム・ノワールを見てみた。これは普通に面白いやつだ。

保険のセールスマンのネフが、命からがら事件の真相を録音するシーンから始まり、事件の顛末が描かれる。フィルム・ノワールのテンプレが分かってきた!

ネフは車の保険のセールスにある家に行くが、そこの夫人フィリスに惚れてしまう。そして、彼女の夫の保険金殺人に手を貸してしまうのだった。これぞファムファタールというキャラクターだし、加担するネフもちょろ過ぎる笑。

ネフの同僚には凄腕の保険調査員キーズがいて、この死亡保険は怪しいと睨み調査を始めた。ネフとキーズは親友でもあり、この友情と、裏切りが切ないし、ハラハラ感を増長させる。

ネフにキーズの調査が迫る中、フィリスには他にも男がいる様で、ネフの心が揺らぐ。そして、冒頭のシーンに戻るのだが、ラストシーンが切なかった。今のところ、フィルム・ノワールはハズレが無くてびっくりしている。
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