亜硝

深夜の告白の亜硝のレビュー・感想・評価

深夜の告白(1944年製作の映画)
4.4
保険屋の男が顧客の女と組んで保険金詐欺を企てるも、同僚の男に怪しまれピンチに……という話

文章にすると大した話じゃないのにいちいち描き方が上手すぎて序盤からラストまでグイグイ引き込まれてます。観客の感情のコントロールが達者すぎて、もはや怖い……

殺人の計画もよくできてるし、そこから息もつかせずキーズが追い詰めてくるのもずっとドキドキしっぱなしでしたね 食らいつかれたと思ったら仲間想いな一面を見せられて……いちいち感動してしまいますね。ラストも素敵でした

お気に入りのシーンはキーズが客を帰すときにドアノブの開け方を説明するところ

ウェルメイドってこういうことなんですね
1944年ってまだ終戦前ですよ。それを今観てもぜんぜんめちゃくちゃ面白いって本当にすごいな……


2020-280
亜硝

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