明治40年の吉原遊郭を描いた作品。
「男が通う極楽道、娘が売られる地獄道」という岸田今日子のナレーションと共にタイトルテロップとOPテーマが流れる感じ、カッコいいですね〜。
開店前に火打ち石叩いて「大マラ小マラ冷やかしマラの来ませぬように」と唱和するシーン、最高。
白昼の往来、死体の傍ら、のたうつ金魚と割れた金魚鉢の横で、赤い長襦袢の花魁が自死するシーン、壮絶で美麗。
赤い布団?だらけの部屋で病に冒された花魁が、服をはだけて吐血しながら「ここ噛んでー!誰かここ噛んでー!お願いだからここ噛んでー!」と叫びのたうつシーン、壮絶なんだけど少し漫☆画太郎を思い出してしまってすみません。
そしてやっぱり本作も、かたせ梨乃は随所で痺れるセリフ連発しててホント最高。
爆風で歪むかたせ梨乃の顔(スローモーション!)も最高です。
ラストの炎上、これもう爆破オチにカテゴリーしても良いのでは?