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吉原炎上のYasterizeのレビュー・感想・評価

吉原炎上(1987年製作の映画)
4.1
明治40年の吉原遊郭を描いた作品。

「男が通う極楽道、娘が売られる地獄道」という岸田今日子のナレーションと共にタイトルテロップとOPテーマが流れる感じ、カッコいいですね〜。

開店前に火打ち石叩いて「大マラ小マラ冷やかしマラの来ませぬように」と唱和するシーン、最高。

白昼の往来、死体の傍ら、のたうつ金魚と割れた金魚鉢の横で、赤い長襦袢の花魁が自死するシーン、壮絶で美麗。

赤い布団?だらけの部屋で病に冒された花魁が、服をはだけて吐血しながら「ここ噛んでー!誰かここ噛んでー!お願いだからここ噛んでー!」と叫びのたうつシーン、壮絶なんだけど少し漫☆画太郎を思い出してしまってすみません。

そしてやっぱり本作も、かたせ梨乃は随所で痺れるセリフ連発しててホント最高。
爆風で歪むかたせ梨乃の顔(スローモーション!)も最高です。

ラストの炎上、これもう爆破オチにカテゴリーしても良いのでは?
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