吉原炎上の作品情報・感想・評価

「吉原炎上」に投稿された感想・評価

けいち

けいちの感想・評価

3.5
さくらんの現代っぽい演出もいいけど、古典的な演出も大変色っぽいです
HINA

HINAの感想・評価

3.7
美しいです。女優さん達の演技も素晴らしい。ただ、同じ女として『おいおいおい商売だろうが!男に入れ込んでんじゃねぇ、金を搾り取るんだよ!抱かれてんじゃねぇ、お前らが抱くんだよ!!!』と思ってしまいました、頭のおかしい意見ですみません。でも結核?の人とかめちゃ可哀想だった。嘘ついてるって、あれ現代で言うSNS詐称みたいなもんですよね。いつの時代も、誰もが承認されたいんですね。悲しいです。
紅は綺麗だけど私の好きな妖艶さはなかった。
まあそれでも女は堕ちても綺麗。

このレビューはネタバレを含みます

五社監督のヒストリーオブ吉原




1987年東映作品。
原作斉藤真一。
脚本構成笠原和夫。
脚本中島貞夫。
監督五社英雄。



昔「ゴールデン洋画劇場」でよく地上波放送していたこれを見てみるうシリーズ。

今じゃ考えられない。
毎日がCSの映画チャンネル並みの地上波ラインナップ。私らの子供の頃はやはりおかしい時代だったんでしょうか?なんて。

よく五社監督作品は、本作と「肉体の門」(近日鑑賞予定)それから「極道の妻たち」(高視聴率映画。こちらもいつかレビューしたい)なんか放送していた。こんなの「今日の夜9時からっ!」なんてCMしたらすぐ15パーセント以上いきそう。

Hな作品だと人目でわかる作品。ギラギラした目つきの男性たち。そんな印象の五社監督作品群。今なら挑戦出来るなぜなら、おじさんだもの。
東映DVD鑑賞となりました。



いやあ凄いよなあ。
セットをバッチシ作って、しっかり「炎上」させる。ラストの炎は、遊女の怨念の集積のよう。ラストカットの名取さん、本当に熱そうで目がシパシパしていた。

物語は、ウブな匂いをもつ名取裕子。吉原のとある遊郭へ荷車にのりやってくる。そこで見聞きするはじめの一歩、ワケありの働き。訳ありの遊女様々。職業に貴賎なしなぜなら人間だもの。

導入の素晴らしき、How to 遊郭の仕組みを化粧しない名取視点で観客にわかりしめるはじまりは秀抜。

遅咲き早咲きの桜たる遊女達のそれぞれのドラマを挟み叫びながら、名取裕子の登り花魁の道まで魅せる。

はじめの遊女の春に二宮さよ子。やさしく導きし幸運。

遊女の中でも西川峰子の素晴らしき叫びとスローモーション五社スロー必見。あまりにも奇妙で一生忘れられない。人間誰しも狼になりたい時があっても良いと思う。西川峰子の吐き出す桜のなんとも真っ赤なカットの強烈なこと。

夏の章たるのたうちまわる金魚のよう。藤真利子の鋭利な刃物、鋭い夏。

最後にそびえるかたせ梨乃の歌。豪華にまるで男気のような下水さ風きる遊女ぶり必見。かたせ様は、五社組のアクトレスだ。本作での大声、叫びを是非。

まるで主役の名取裕子は、さながら脇役のよう。

吉原の古きなくなった伝統をかすかながら蘇らせた五社マジックに魅せられた炎。元祖炎上ムービーなのかもしれない。いや本作の炎上は、まことに艶やか、つややか。

脇男優になまり宜しくビートきよし、名調子のような呼び込み左とん平、遊郭ちょろちょろウェイター岸部一徳、念願の五社組にはいれた喜びをバイオリン歌にこめる、アドリブ歌ありの竹中直人。

あと今回は完全にコメディアンリリーフの主役級緒形拳は、余計な一言軍人でちょい役。

さりげなくロマンポルノ組から絵沢萌子。

神代辰巳のエロスと比べるともはや大仰大袈裟、ザ大芝居に見えるかもしれない。が、東映筋金入りのセットと絢爛豪華な日本の歴史的エロスをきっちり描いた五社カッツは、素晴らしいにつきる。
けばけばしいほどのきらびやかな色と装置。

今も昔もかわらぬ遊女は、今もなお続く。
こんな物語どこぞの箇所でも花開いてる男女だから、、、。
五社監督の変なスローつぼに入ってきたなあ。

溝口健二の「西鶴一代女」から
ナギサオオシマの「愛のコリーダ」から
神代辰巳の「赤線玉の井ぬけられます」から
日本映画のラブエロス作品群は、素晴らしきある意味恋愛情念映画だよなあ。日本映画のラブストーリーは、ちゃんと存在しているんだけど、みな、知らないだけ。なんだよなあ勿体ない勿体ない。



さて、
五社監督のヒストリーオブ吉原

ぜひどうぞ!

追伸
「肉体の門」「櫂」「陽暉楼」「薄化粧」「極道の妻たち」「226」あたしまで鑑賞未定見ていく予定。

本日ヤフーブログまんま投稿少し加筆
Eriko

Erikoの感想・評価

3.8
今週は、蜜のあわれ→さくらん→吉原炎上
着物、金魚、赤が偶然の一致。
みんな美しい。
映画『吉原炎上』(1987年/五社英雄監督)鑑賞。1908年から1911年4月9日の吉原の大火までの間で、吉原で働いていた主に5人の女性の物語。明治の終わりの吉原の様子が垣間見られます。左とん平さん演じる中梅楼の客寄せをしている由松の客引きで店の前を通る男性たちにかける言葉の数々が品がありながらも小気味よくて楽しかったです。ともすれば重たいだけのお話になりかねない中に、左とん平さん、ビートきよしさん、竹中直人さん、光石研さん、そして、本作ではカメオ出演?でまさかの役の緒形拳さん演じる登場人物たちのシーンで笑わせてくれたり、ほのぼのさせてくれるので、本筋の女性たちの怪演での物語を2時間13分、惹き込まれて観ることができました。
この映画の終盤での花魁道中と、『花のお江戸の無責任』での花魁道中。箔の違い。
初見はTV放送で。小学生の頃。

この映画を何度観ただろう。
「遊郭」に興味を持つきっかけになった作品。五社英雄は「女の業」というものを、かくも巧みに表現する監督だ。何度観ても面白い。女優陣の迫真の演技については、とやかく私が云うのも憚られる。

「日本映画もこんなに面白い時代があったな」というのが率直な感想。今となっては懐かしいやら、哀しいやら。ラストの炎上シーンで、そういう大きな想いを、めぐらせてしまう。ついつい昔を懐かしがるクセがついてしまって、いけない。年齢(とし)のせいかな…(苦笑)
あ

あの感想・評価

3.5
花魁を降格した小花の狂乱ぶりが凄まじい!
『吉原炎上』はどちらかと言えば花魁の暗い部分を映しとるのが上手い作品だと思った
女性が美しいです。
実際にあった吉原が火事になったことに美しくストーリーを付けた作品。
遊郭という閉じ込められた世界の中で強く生きる女性が儚くて美しい。
狂っていく女、病で死んでしまう女、潔い生き方を教えてくれた女、自分自身の正義から離れられない女。
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