はっかあめ

吉原炎上のはっかあめのレビュー・感想・評価

吉原炎上(1987年製作の映画)
3.9
一見は若汐が主人公のようで、彼女は吉原の人間模様の傍観者のような立ち位置で描かれていた。

吉原で春を売る花魁達の、1人の男性に愛されたいという儚い夢すら叶えることのできない吉原の世界。

ここ噛んで!のシーンは観るのが辛すぎた。真っ赤な布団に埋もれて泣き叫ぶ小花も必見。。

花魁道中を歩く若汐の表情には全く当初吉原にやってきた頃の面影はなく、彼女の力強さを感じました。それにしてもあの底の厚すぎる高下駄は歩きにくそうだなぁ。
あの独特な歩き方を調べたら外八文字というらしい。

結ばれることのなかった若様と若汐(紫)のストーリーが1番切なかった。
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