2018年72作目
監督:深作健太
良かったです。綺麗ごとかもしれないし、大学生がカンボジアのボランティアに参加するってあるあるだと思います。でも、その行動を起こしたことや、最後までやり遂げたこと、様々な経験をしたことは間違いではないし、素晴らしいことだと思います。
二つ思ったことがあります。
一つ目は、主人公がなんでこの活動を始めたのか問われたとき、チラシを見たからと答えた。きっときっかけはこんなものだと思う。でも、実際に行動を起こすことで、この人が心待ちにしている。というような人の繋がりが出来ていくことによって意味が生まれていくんじゃないかと思いました。だから、関わった人たちが自分を成長させてくれると思いました。
二つ目は、人間はなんで「ない」状態を見ないと、知らないと、「ある」ことに気づけないのだろう。と、いつも思います。例えば「平和でない(戦争)」を知ることによって、「平和」を知る。悪い状態を知らないと気が付けないことが悲しい。
ただ、「ない」状態が「幸せでない」というのは、間違っていると思う。そこだけは間違えてはいけないんじゃないかな。
長々とすみません。映画を見ながらそんなことを考えていました。