1988年、トニー・ランデル監督、ピーター・アトキンス脚本によるホラー・スリラー。
1987年『ヘル・レイザー』（Hellraiser）の続編、シリーズ第2作目。1作目の原作、脚本、監督を務められたクライヴ・バーカーさんは製作総指揮をご担当。
前作の後、精神病院に収容されたカースティ嬢、周囲は誰ひとり彼女の話を信じない。ひたすらパズルを解いている謎の少女ティファニー。院長チャナードは、ジュリアが絶命した血塗れのマットレスを自宅を運ぶように指示を出す…、何だかこいつは怪しいぞ、云々といったお話。
いやはや、これをカオスと言わずして混沌とは何ぞや。
科学者が探求するのは自然界の秩序、自然法則ですが、異世界あるいは地獄の法則がどうにもよく分かりません。決してそれが不愉快ということではなく、むしろその不可解な展開が有無を言わさぬ求心力となり、つい惹き込まれてしまいました。
この異世界の秩序を知りたい、そういう思いでいっぱいになりますと、続編を鑑賞せずにはいられないわけですが、立て続けに観るのは精神衛生上、やめておこうと思います。
