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仁義なき戦い 完結篇のsatoのレビュー・感想・評価

仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)
3.9
広島での25年間の抗争を描いたシリーズの完結編。
天政会として一つに纏まったとしても、内部争いや銃撃戦が未だに残ってたのが暴力の根深さを象徴してて悲しかった。けれどその中で兄貴分の武田を敬って、命懸けで広島のヤクザを纏めようとした松村は凜々しかったし、このシリーズで一番仁義の通った人物だと思う。
そして醜悪な諍いを通して、本能的な暴力の愚かさを伝えたこの作品は、そう言った意味で価値のある映画だったんじゃないかと思う。
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