くろいひと

或る夜の出来事のくろいひとのレビュー・感想・評価

或る夜の出来事(1934年製作の映画)
4.0
あまたあるコメディの原型とも言うべき典型が散りばめられたスクリューボールコメディの古典的傑作。
「笑い」の要素は時とともに風化していきやすいが、偉大なるこの作品は古典でありながらいささかも古びておらず、いまでも第一級のコメディとして通用するところが素晴らしい。

クラーク・ゲーブルの特質はこの数年後の『風と共に去りぬ』よりも明確にあらわれている。
そしてなんといってもグローデット・コルベールのチャーミングな魅力が満載。

なんど観ても楽しい。
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