月の狼

地球が静止する日の月の狼のレビュー・感想・評価

地球が静止する日(2008年製作の映画)
3.0
普通。
恐らく公開時に鑑賞して以来の鑑賞かな。

”ナノバグ“ のシーンになった時、
「あ〜、この映画だったか❗️」と妙に嬉しくなった。

とはいえ、中盤やクライマックスの展開が
とにかく凡兆で楽しくない。

何より、ジェイデン・スミスがムカつく。
このキャラは必要ないだろ。
物事を悪い方へ持っていくばかりで
終始イライラしっぱなしだった。

親子愛を描くなら祖父とかの話にした方が
ドラマとしてもまだ映えるかと。

軍隊の対応もあっさりな上、真面目さが伝わらないので
世界の危機感が感じられない。

ダイナミックなシーンは最後まで取っておいて
重厚な会話劇を中心に描いていれば
きっと良い作品になったはず。

タイトルの意味は
「人類が生き延びるチャンスを得た日」という
ポジティブな様でありつつも、
自己中な表現でもある気がする。
人類はそうそう簡単には変わらんのよねぇ。

いっその事、滅亡エンドをハッキリ描いた方が印象に残ったかも。
月の狼

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