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真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章のkakukoのレビュー・感想・評価

3.8
悲しみを怒りに変えて。
「共に苦難の道を行けぬ兄を許せ、弟よ、もう、先に行く」
兄さん、俺の中で生きよ。
お前善人面なんだよ。
山のフドウが悪人であるはずがない。
奴らの本性は鬼、ラオウは鬼食らう鬼であり続ける。
お前は100年先を生きよ。
身軽な鎧になったな。
ユリアとケンシロウぎりぎりで会えない。
待ち続けるのが私の宿命。
「この動きはトキ」ってトキがケンシロウと重なるのアツすぎる。
悲しみを背をうた人間のみが。
ラオウの足が震える。
なんで落ちた先にユリアがいるんだ、これも運命。
フドウの鎧を持ってきてくれる子供たち泣かせる。
フドウVSラオウ。
肉片、血の一敵になっても戦う覚悟。
「勝ったのは俺とケンシロウだぁぁ」ラオウに勝ったんだけどなぁ、勝ったんだけどなぁ、悔しい。
世紀の誤射。
ラオウに恐怖を植え付ける。
愛を知らぬ男ラオウ、それが宿命なのか。
天が泣いている。
慈母の星ユリアの運命に涙するラオウ。
腐った幹部皆殺し。
ラオウは地上の平和のために、ケンシロウは魂の平和のために。
雌雄を決するのみ。
動きが早すぎてなぜダメージを負っているのかわからないけど血だらけ。
もはやこの一撃で雌雄が決する際にケンシロウが涙している。
ユリアは生きていた。
地上を恐怖で平定し、愛を持つものに倒されることこそが彼の宿命だったのかもしれない。
「わが生涯に一片の悔いなし」
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