とても久しぶりに見た。昔見た時は単純に面白いと思って見ていたけれど今回はちょっと色々考えながら見てしまった。
傍観者としてひとりの人間の人生を娯楽として楽しんでいる人たち、確かに映画を見たり、小説を読むってこともそれとなんら変わりはないんだけれど、この映画の設定ではこれは生の人間の生活であるしそれを覗き見ていると言う一般の人々の姿が少し薄ら寒く感じてしまった。
主人公、トゥルーマンにすればやっぱりそれは外の世界に出ていきたいだろう、何が待ち受けているとしても。 でももし自分だったら、今まで生きてきた全部を捨て去ることができるかな。
人間を形作るものってなんだろう、自由ってなんだろうと、SNSやバーチャルな世界に少なからず持たれかかっている今の人たち(自分も含めて)
でも、普通に楽しめる面白い映画であることには変わりはないんだけど。