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トゥルーマン・ショーのmomomoのネタバレレビュー・内容・結末

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

・トゥルーマンが異常性に勘付いてどんどん錯乱していく場面まで少々退屈だったが、何といってもラストシーンのカタルシスが凄すぎる

・大半の視聴者がトゥルーマン・ショーをメタ的なエンタメとして罪悪感なく消費していて、グロテスク
・しかし番組制作者や視聴者の中には生まれた時からその姿を追っているトゥルーマンのことを実の子のような目で見ている人たちもいて、よくわからない グロいグロい
・一番最後のカットのさっきまでトゥルーマン・ショーに釘付けだった警官たちが番組が終わった途端さっさと次の番組を探し出すシーンが好き そんなもんなんだよ視聴者からすればいちエンタメなんて いち消費活動に過ぎない


放映1万日(だいたい30年)を超えたところから始まる
舞台装置のようなものが落ちてくる

出演者の中にはシルヴィア(ローレン)のように倫理的に納得しないまま出演していた人もいる?
やっぱり抗議運動あるんだ

フェイクはないが、操作されている
軌道修正がかかる
シルヴィアや父親と出会わないように
こんなの何よりもわかりやすくフェイクじゃないかと思ったけどクリストフの価値観からすればこれこそトゥルーなんだな
価値観わかんね〜と思ったけど、これは自分がどこにもトゥルーはないというある種諦めの思想を持ってるからかな
クリストフはトゥルーを望み続ける純粋な人なのかも 

海を超えて島を脱走することがないように海難事故で父を失ったことにされている
空の旅行より音楽鑑賞の方が良い

会社名義の養子縁組の子という設定おもしろ

外の視聴者はトゥルーマン・ショーをどういうエンタメとして捉えてるの?
船で逃げ切れるかに注目してるってことはちゃんとメタ的な視点で楽しんでるんだな
グロテスク!もし私が視聴者だったら消費することに対しての罪悪感やばそうだ

「全世界の視聴者の前で彼を死なせるのか!?」「生まれた時も同じだ」
そうだよな〜 等しく残酷だよ

トゥルーマンが出口にたどり着いた時、クリストフが話すシーン、怖
トゥルーマンがスターのまま外に出ることを選択して自ら幕を引くシーン良すぎ良すぎ
カタルシスすごい
トゥルーマンという男は外面の良い男だな〜と最初のご近所付き合い、仕事付き合いのシーンで思ったけど、まさに彼のそういう部分がラストシーンに出てて気持ちよかった

番組終了の次の瞬間、次に見る番組を探し出すシーンめちゃめちゃ好き
そんなもんだよね 視聴者にとっては
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